シン・自治会 「自治会は必要なのか」

シン・自治会



地域の人ばかりではなくなり、
多様な考え方が受容される時代になって、
町内会や自治会の加入率はどんどん低下していき、
なかには解体してしまったところもある。

【自治会って本当に必要なのか?】

こういうことって、
常に考えておかなければいけないと思う。

北中城村では、現在14行政区、
まもなく、ライカムが含まれる予定だそうで15の行政区で構成される。
北中城村でも15の行政区に分割して、
そこで、細かやかな対応ができるようになっている。
自治会とは行政の末端組織でもある。

ある程度の地区で区切ることで、
地域教育や地域介護、地域美化など、さまざまなことがコンパクトにしやすくなる。
これをすべて行政で行おうとすると、人手が足りない。

そういう意味で、行政としては「自治会」は大事な組織なんだと感じている。

自治会が必要かといえば、必要ではない人ももちろんいる。
しかし、必要な人もいるんじゃないかなと思う。
そして、必要ではないと思っている人も、なんらかのきっかけで自治会に協力を求めることになるかもしれない。

今、一番分かりやすいのは、親族との付き合いがあまりない一人暮らし高齢者で、
もちろん、民生委員さんが担当していくれているけれど、
さすがに大変だと思っている。

自治会としては、
健康づくりの場や、交流(ゆんたく )の場を作って、健康長寿につなげてもらいたいし、
一人暮らしでも、外に出る機会を多く作ることは自治会の意義だと思っている。
地域福祉であり、地域介護である。

結婚して、子どもがいるから大丈夫とも言えない。
子どもがいても、県外で仕事をするかもしれない。
夫婦二人暮らしでも、どちらかが先に亡くなることを考えれば、
一人暮らし高齢者になり、
そこで、兄弟や子どもの支援や介護があれば良いのだけれど、
兄弟にも先になくなっていたり、兄弟自体が介護が必要だったり、介護して手が回らないかもしれない。
子どもたちは、県外で仕事してそちらで暮らしているかもしれない。

こういうこと考えると、
どういった団体が一人暮らし高齢者を支援するのかといえば、
行政サービスだけでは難しいように感じる。

少なくとも、これから訪れる超高齢社会において、
自治会は重要な団体になってくると考えている。



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つぶやき【評価】(2023-06-20 06:53)

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