「自治会費0円にしたい!」と、
ブログで発表してからおよそ半月。
役員会を終えて、
予想通り、ご意見の嵐。
その嵐を乗り超えたからこそ、
やっぱり自治会費は0円の方が健全じゃないかと感じている今日この頃です。
あくまでも、大城自治会は、
・人口が少ない
・自治会育成交付金がそこそこある
・すでに地域コミュニティとしての力を維持している
ことが条件です。
自治会は役場との相談の窓口なので、
人口が多いことで相談する人が増えるでしょうから、
自治会や自治会長の仕事は多忙化するので、
人口はかなりネックです。
現在、大城自治会の1番の収入源が、
自治会費ではなく、村の自治会育成交付金なので、
交付金がtそこそこあることは絶対条件です。
あとは、自治会の一番重要な部分だと考えている地域コミュニティづくりですが、
人それぞれの部分はありますが、
隣近所のことを気にしてくれているので、
大城は十分にできているのではないかと考えています。
これだけの条件が整った上で、
自治会費0円のメリットとデメリットを考えられると思っています。
【自治会費0円のメリット】
・余分な出費がない
・経済的負担になっている人からすれば生活が楽になる
・会員・非会員の区別をしなくてよくなる
・頭が使える(詳しくは、あとで説明します)
あくまでも、自治会費以外の収入でギリギリなんとかなる場合で、
そのギリギリのラインは人それぞれなので難しいところです。
【デメリット】
・会員への配慮として、非会員の区別が必要になる
・お金が使えない(詳しくは、あとで説明します)
正直、デメリットの前者は、自治会としてどうなんだろうと思う部分です。
大城自治会の場合は、6割くらいが公金(税金・区民の納税額等で決まる)の収入で成り立っているので、
会員・非会員を区別するのはどうかと思っています。
一番大事なのは、お金の部分だと思っています。
大城には「ムーンライトコンサート」と「スージグヮー美術館」という大きな行事があります。
とはいっても、自治会から出費している予算はそれほど多くないので、
あまり気にするほどではないと思っているのですが、
まったく予算を組まないわけではないので、
大きな行事にお金が使えないのはネックかもしれません。
僕はここを大事にしているのですが、
自治会が始まる以前からであろう伝統・文化的な行事についてはそれほどお金はかかりません。
参加者も1割に満たないくらいですが、これは残すべき活動だと考えています。
そして、僕が残すべき活動だと思っているので、僕が率先して残します。
その代わり、できるだけ自治会予算を使わないように工夫するつもりです。
「ムーンライトコンサート」や「スージグヮー美術館」が、
区民が作り上げる素晴らしい行事であることについては、
僕は尊敬の念を込めて、
新型コロナウイルス感染症のことも考えて、
ささやかながらですが「大城ゆんたく美術館」を開催しました。
低予算、1人実行委員で行いました。
予算も労力も使わない方法を工夫したつもりです。
予算は手弁当です。
なぜなら、総会で承認を得ていないので、
自治会予算を使うことができないという理由ただ1つだけです。
僕がやりたいから、自腹を切ってやる。
それだけの話です。
「ムーンライトコンサート」も「スージグヮー美術館」もたくさんの人がきます。
ただし、区民の一部は運営側に回って、ほとんどの区民が参加しないのが現状です。
それって、自治会の予算でやることなのだろうか?という疑問があります。
かといって、そこの予算は、今回の予算案で削ってはいません。
コロナ禍で開催されないかもしれないけれど、予算は残しておいて、
やりたい人が現れた時に、やるべきことだと思っています。
民主党時代の事業仕分けではありませんが、
自治会でやる行事なのであれば、
区民から自治会費をいただいてやるわけですから、
たくさんの区民が満足するような行事になるように努力する義務が自治会、特に役員会にはあると思っています。
税金とは別に区民から会費をいただく以上、
自治会役員はより頭を使って、予算組みをしなければいけないと思っています。
やりたい人がお金を出す。
受益者負担の考え方を持ち出せば、
参加しない人の会費をあてにして、
参加する人だけが支払った会費以上に得をするといった不公平感もなくなるように考えています。
デメリットのほとんどが、
自治会活動をやりたい側のデメリットでしかありません。
参加しない、参加したくない、参加できない区民からも会費をいただくし、
会費をいただけない区民を区別するための「会費」なのであれば、
そんなものは0円にした方が健全だと考えています。
詳しい内容のお問い合わせは、
大城公民館(山下)
住所:沖縄県中頭郡北中城村字大城86
TEL・FAX:098(935)1311
e-mail:kucho.ohgusuku@gmail.com
にて、対応できるときに対応します。