切り過ぎと思われるワケ

山下幸二

2023年03月03日 18:42




「切り過ぎ」と言われる男です。

元の状態がこちら。



ちょっと分かりにくいかもしれませんが、
かなり勢いよく切っています。

ムチャクシャしたからとか、
嫌がらせとかじゃないですよ。
必要性があって切っています。


もちろん、植栽している草木の種類にもよりますが、
こちらはブーゲンビリアです。
ブーゲンビリアは新芽の先に花をつけます。

常に選定しなければ、
枝の先の方にしか花をつけなくなります。
新芽を出させることが剪定の目的になります。
剪定しなければ、
まばらに花が咲くこともあります。
大事なのは定期的に剪定することです。

じゃなければ、
空の高いところにだけ花をつけていくことになります。

こんな感じ。



一見するときれいに見えるので、
花が咲き終わるまでは剪定はしない予定ですが、
見る人が見れば、管理されてないことは一目瞭然です。

花と花の間に空間ができています。
つまり、こまめな剪定ができていない証拠です。

密になっているところを密にすることがとても大切なわけです。

そうなると、
一度、切り過ぎているように見えるくらい剪定して、
新芽を密にする必要が出てきます。

植物は光合成するために、葉を光の方へ伸ばす習性があり、
また、その途中で光合成できない葉を落とす種類の草木もあります。
ブーゲンビリアはそういった種類なので、
ある程度、勢いよく剪定して新芽を待って、
その後は定期的に剪定することで、
より美しく見せることができます。

多くの植物がそういった傾向があって、
僕が切り過ぎているように見えるのは、
定期的な剪定が行われていなかったからこそ、
仕方がないことなのです。

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